エバンジェリズム・エクスプロージョン(EE)は、1962年、アメリカ・フロリダ州の小さな教会で始まりました。それは「すべてのクリスチャンが、自分の信仰を喜びと確信を持って伝えられるようにする」という思いでした。創設者であるD.ジェームズ・ケネディ博士は、当時の教会が福音を外に広める使命を果たせていない状況を心に重く感じ、再現性があり、すべての人に理解できるシンプルな福音伝道の方法を生み出しました。その方法は驚くほどシンプルで効果的でした。福音の核心(恵み、人間、神、キリスト、信仰)を明確に伝える方法を学び、個人の証を用いてそのメッセージを心に響くものとする。そして、ただ教室で学ぶだけではなく、教会の外に出て実際に福音を伝える「実地訓練」を通じて、神が用いてくださる瞬間を体験する。それがEEの特徴でした。このプログラムを受けた信徒たちは、次々に人々をキリストに導き、教会に活気と新たな成長がもたらされました。やがてこの働きは、地域の枠を超え、1970年代にはアメリカ全土、さらには世界中に広がりました。EEは単なる福音伝道の方法ではなく、「弟子を育て、さらにその弟子が弟子を育てる」という増殖の原則を中心に置き、教会の中に福音伝道の文化を根付かせる運動へと成長していきました。そして1986年には、全ての国に福音伝道の働きを確立するという壮大な目標を達成。現在では、100以上の言語に翻訳され、200以上の国で用いられる世界的なミニストリーとなっています。しかし、EEの本当の価値は数字だけでは語り尽くせません。 EEを受講した一人ひとりが「福音を伝えることは特別な人だけの使命ではない」と気づき、自分の周りの大切な人に希望のメッセージを届けることができるようになる、その人生の変化にこそEEの感動があります。初めて自分の口から福音を伝えたときの感動、そしてそのメッセージを受け入れて涙を流す人を目の前で見る瞬間。これこそがEEが世界中で愛され続けている理由です。
信仰と原則の声明文
EE International の信仰と原則の声明文は、広義の福音主義宣言であり、この教材にある福音提示内容と一致するものです。その概念は、この働きの前進において大変重要であると認識されています。EE の修了資格証書を受領することをお求めの方は、この広義であり、最低限でもある信仰声明文に同意することが求められます。これは、各教団の教則を超越しようとする姿勢ではありません。むしろ、これはそれぞれ異なった見解を持つ教団教派の福音主義者たちが、単純な真理において、そして福音宣教の目的において一致団結することを促すものです。
聖書は、霊感を受けた、唯一朽ちることのない、権威ある神のことばです。
神は、父、子、聖霊、という三人格において永遠に存在する、唯一の神です。
我らの主イエス・キリストは、神であり、人である、お一人なる方です。イエスは処女から生まれ、罪なき人生を生き、奇跡を行い、人類の罪の贖いとして血を流し、十字架で死なれました。イエスは、死から肉体を持って蘇り、天において父なる神様の右の座につかれ、やがて力と栄光を帯びて再臨されるお方です。
失われた罪人である人間が救われるためには、聖霊による生まれ変わりが絶対に必要です。
永遠のいのちは、信仰によって受けることができます。すなわち、救いを得るためには、イエス・キリストにのみ救いの信頼と根拠を置かなければなりません。
聖霊は、すべての真実な信仰者に宿り、敬虔な生活を送れるように力を与えて下さいます。
救われた者も、失われた者も、死から蘇ります。救われた者は、いのちへの蘇りを経験し、失われた者は、永遠の裁きへ向かう蘇りを経験します。
すべて真実な信仰者には、我らの主イエス・キリストにあって霊的一致があります。
地域教会とは、伝道の働きのために、神がこの世に建てたもうた主要活動拠点です。
すべての真実な信仰者には、「すべての造られた者に福音をのべ伝えなさい」「全世界に出て行き弟子を作りなさい」とキリストの使命が与えられています。
個人伝道の経験が浅い者は、経験の豊かな者が導く個人伝道の現場に、実際に参加するという実地訓練を通して、最も効果的に整えられます。